最近よくSNSなどで耳にするようになった、
流行りの菌ちゃん農法とはどんな方法?
実際に土づくりしてみました。
・手順や準備をするもの
・大変だったこと
・アドバイス
などについてお話ししたいと思います
菌ちゃん農法とは?
2つ方法があります。
・有機物をいれた高畝をつくり糸状菌なる菌の力を借りる方法
・生ごみ菌ちゃん
下記の説明は糸状菌による菌ちゃん農法
土壌中の微生物や菌類(糸状菌)の力を活用して、健康的で持続可能な農業を目指す方法です。
農薬や化学肥料を使わず、自然の力を最大限に引き出してお野菜を育てることを重視しています。
- 菌類の活用:
「菌ちゃん」とは、土壌に住む有益な菌(主に微生物や菌類)のことを指します。これらの菌は、植物の成長を助ける栄養素を供給したり、病害虫から植物を守る役割を果たします。菌ちゃん農法では、こうした微生物のバランスを意識的に整えることで、作物の生育を促進します。- 土壌の健康を重視:
農薬や化学肥料を使わず、土壌に優しい方法でお野菜を育てるため、土壌の微生物群を大切にします。これによって、土の中で自然に循環が生まれ、長期的に持続可能な農業が可能となります。- 有機物を使う:
雑草、落ち葉、もみ殻などの有機物を使います。菌ちゃん農法は、環境に配慮した農法でありながらも、収穫量や作物の品質も高いことが多い方法です。
もう一つの生ごみ菌ちゃん農法はまた別記事でご説明しますね!

私が本を読んで感じたメリットは下記だよ!
私の感じた菌ちゃん農法のメリット
①農薬や化学肥料を使用しないので体にいい
②虫が寄りにくい(元気で人間にとっておいしいお野菜には虫は寄らないそうです)
↑
よく有機野菜で虫食いが多いとおいしい証拠と言われてますので
この事実にビックリ!!!!
③基本的に水やりや追肥不要
④通常の土づくりに比べてコスパもいい
⑤餌(有機物)がある限り耕す必要がない
くわしくは、本を読んでみてくださいね!
この魅力に気づくはず、私は感激しました!
菌ちゃん農法 準備をするものは?
- 有機物
- 黒マルチ
- マルチ抑え
- 有機物を運ぶために大きい袋
有機物
糸状菌の餌になる有機物は下記です。
私の畑では、手軽に誰でも手にいれられる
・落ち葉
・小枝
・有機石灰
を使用して菌ちゃん畝を作りました!
理由は…
・丸太は個人持ちの畑ではなく、貸農園のため返却の際に困りそうということと、
木を植えるのはNGの貸農園に丸太はNGではないか?と感じたため
・竹はなかなか手に入らない
・もみ殻は無料でいただける場所を聞くことができましたが、
毎年11月ごろとのことで必要量を集めれない&雨ざらしにしたものを使用するため時間がない
・炭は菌ちゃん農法に使用する用としてインターネットで購入可能でしたが
なるべくお金をかけたくなかった!
落ち葉と小枝はどこで手にいれた?
私は近くにある大きな公園の落ち葉を拾いにいきました!
住んでいる市の公園管理をしている方に
個人利用で落ち葉が欲しいけれど、拾ってもらっていってもいいのかを聞きました。
基本的には個人で使う分には、掃除にもなるので問題ないよってお返事をいただきました。
心配な方は市町村の公園管理へ電話で聞いてみるといいと思います♪
糸状菌がすでについている落ち葉もあり、そういう落ち葉を狙って
45Lのごみ袋6袋分くらい拾いましたが、子供と夫と共に作業すれば
楽しい時間でしたよ!
黒マルチ
サイズ:180cm幅
公式ではこのサイズを指定されています。
菌ちゃん農法では高くて幅のある畝を作るためだと思います。
こちらの幅のものは、近所のホームセンターや農業屋さんでは売っていませんでした。
ちなみに私はマルチ高いな~と感じてしまって(←ケチ)
成功するかもわからないし…とホームセンターで買える一番幅広のもので対応しました。
畝の幅を狭くして、高さはそのままに作ってみましたよ!
それでも成功したのかどうかは、今後のブログで経過報告していきますね!
マルチ抑え
結構な数が必要です。
畑の大きさや畝の数、長さにもよるかと思いますが、
50cm間隔で止める必要があると公式では言われています。
私はひとまずダイソーで仕入れましたが、
ダイソーでは8本入りでこのお値段安いかと思います!
ホームセンターは高かった…
強度はホームセンターのほうがいいのでしょうか。
強風の日もありましたが、ダイソーのマルチ抑え、いまのところどれも元気です。
ダイソーは人気なのか、数が売ってないこともあり、何度も足を運びました。
面倒な方はインターネットで購入が一番お得かなと思います。
有機物を運ぶ大きな袋
我が家では45Lのごみ袋を使用しました。
というのも、私の住む市では毎年ごみ袋1年分を配ってくれます。
節約して使用するのですが、
資源ごみ袋なんかは余ることが多いので、そのごみ袋をありがたく使用させていただきました♪
大きなショップ紙袋の使用もしたことありますよ!
子供と公園で遊びがてら、落ち葉拾いをしたときはごみ袋では目立つしなんかこっぱずかしい…
そんな時は紙袋をもって、落ち葉拾いにいきました^^
畝づくり(土づく)
必要なものがそろったら、畝(うね)づくり!
畝(うね)のサイズ
菌ちゃん農法での通常の畝は
上部の幅:1m
高さ:45cmほど
私はマルチのサイズと体力の問題もあり、下記を目指して畝を作りました。
上部の幅:50cm
高さ:45cm
約4mの長さの畝
上部の幅を狭くすることで、
・ホームセンターのマルチを使用可能で初期費用が抑えられる
・狭い貸農園でも、女性でも作れるサイズ
になりました。
デメリットは
・菌ちゃん農法の基本から外れているため、有機物を乗せるのに苦労する
・1列か2列しかお野菜は植えられない幅
こちらが私のつくった菌ちゃん畝(初心者なので不格好・・・)

畝作りの手順
①畑を耕す
*この時に有機石灰を撒きました。
(有機石灰は1㎡あたり200~500gなので、私の場合は1畝5㎡くらいだったので1.5kg撒きました)**1㎡=1mx1mの広さのことです
*鍬(くわ)を使用するほうがスコップより作業がしやすい
②畝の幅を図って45㎝の高さまで土を積み上げ、表面をなるべく平にする
*スコップ利用
*通路と水がしっかりはけるようにする(ちょっと適当でしたが)
③有機物を上に5㎝~10㎝分のせる
*私は落ち葉メインで少し小枝ありの状態です
**風の強い日に作業すると、他の畑に落ち葉が飛んで行ってしまい…迷惑がかかるうえ
せっかく拾ってきた落ち葉(餌)が減ってしまうのでオススメしません!!私、落ち葉を乗せてはとんだ分拾って乗せるを繰り返しまして…大変でした(涙)
④有機物の上に5㎝ほど土をかぶせ、少し抑えてなじませる
⑤雨を待つorジョウロで水をかける
*雨予報をまって、マルチをかぶせるというのは忙しい世代の方は無理(笑)
私は仕事も子育ても家事もあるので、ジョウロでしっかり有機物が湿るほどお水をかけました。
⑥黒マルチをかける
*マルチおさえを使ってマルチをとめていきます。風の強い日には向かない作業です。
⑦畝の上に土の塊や重石をのせ、空気の出入り口をつくるため、少し畝の肩のあたりに穴をあける
⑧2~3か月(季節による)そのままおいておく
まとめ
菌ちゃん畝づくりの大変だった点
・畝に高さがあるため、体力が必要(腰に注意してください)
・有機物を集めること
この2つがなにより大変でした。
有機物は問い合わせからはじまり、なるべく近くまで車でいける公園を選定し、
集めるのは家族全員で。
車に積めるだけ積み、畑で畝づくり(体力仕事)となかなかな1日を過ごしましたよ。
大変だけどワクワクが勝っており、私には楽しい作業でしたが、
翌日は案の定筋肉痛!w
この筋肉痛が報われるようなお野菜が育つと良いなと思っております。
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